今日のテーマは、XMのスプレッドについて。
XMのスプレッドは広いですね。
XMのスプレッドは確かに広いね。
スプレッドが広いと、取引しにくく感じるのだけど・・。
XMにはボーナスがあるから、実質スプレッドは狭くなるんだよ
XMの実質スプレッドは考えたことなかった・・・。
では、講義スタート!
XM Tradingだけでなく、ボーナスが豊富な海外FX業者は、スプレッドが広めに設定されています。
スタンダード口座の平均スプレッドは広いですが、実質スプレッドは、もっと狭くなっています。
この記事では、以下の3つの点に注目します。
- ボーナス分を考えると、実質スプレッドが狭いと言える理由
- XMのスプレッドと時間帯の関係
- 海外FX業者はスプレッドだけで選んではいけない3つの理由
XM Tradingが人気の理由
XMはスプレッドが広くても人気がある
国内FXと比較すると、XM Tradingの公表スプレッドは広く感じます。
スプレッドは広いですが、公平な取引環境を提供していること、サポート体制が整っていることが人気の理由です。
XMの代表的な6つのメリットをまとめてみました。
- 最大レバレッジ888倍を提供
- 追証なしのゼロカットシステム
- 約定力が高い取引環境
- 通貨ペア以外にも株価指数、CFD、商品・先物など種類が豊富
- 取引プラットフォームMT4とMT5を提供
- 日本語サポートを受けられる
ゼロカットシステムがあるXMなら、安心して利用できるね。
ゼロカットシステムって、何ですか?
マイナス残高になった口座を0に戻す仕組みのことだよ。
ほう・・。つまり?
急な変動があると、口座残高が0を下回ってしまうことがある。
これを追証と呼びます。つまり、トレーダーの借金。
国内FXにはない仕組みですね。
ゼロカットシステムは、海外FX業者だけにしかない。
海外FXを利用する理由の1つだね。
ゼロカットがあれば、入金額以上のリスクがないということ。
おっ!今日は冴えてるね。
ゼロカットシステムについて、もっと知りたい方は以下のコラムをどうぞ!
息子ながら、そういうところは、ちゃっかりしているな(笑)
XMのボーナスとスプレッドの関係
XM Tradingには3種類の口座タイプがあります。
以下の表に特長などをまとめてみました。
| スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 |
平均スプレッド (ドル円) | 1.6Pips |
0.1Pips
| |
取引手数料 | なし | 1.0Pips/往復 (10万通貨/1000円) | |
実質スプレッド | 0.93Pips~1.27Pips (XMポイントを活用した場合) ※2章参照 | 1.1Pips (取引手数料1.0Pips/往復を含む) | |
おすすめ取引スタイル | デイトレ―ド、中長期トレード | スキャルピング | |
ボーナス | 口座開設ボーナス3000円 入金ボーナス総額50万円 XMロイヤリティプログラム (通称 XMポイント) | 口座開設ボーナス3000円 | |
レバレッジ | 最大888倍 | 最大500倍 | |
最小取引単位 | 10万通貨/1Lot | 1000通貨/1Lot
| 10万通貨/1Lot |
FX通貨ペア | 57種類 | 56種類 | |
株式指数・CFD | 42種類 | なし |
一般に、海外FX業者にはボーナスとスプレッドについて以下の関係性があります。
ボーナスが豊富・・スプレッドが広め
ボーナスがほとんどない・・スプレッドの狭さに特化
XMポイントを考慮するとスプレッドが最大0.67Pips狭いという結果になるため、一部の通貨ではゼロ口座よりもスタンダード口座の方が、実質スプレッドは狭くなっています。
XMの変動制スプレッドの方が固定スプレッドよりもお得
XMは変動制スプレッドです。
スプレッドが変動するとは・・。
それって、取引に不利なんじゃ?
スプレッドが開きやすい指標発表の時間帯は、固定スプレッドを採用している国内FX業者もスプレッドが広くなります。固定スプレッドはあくまでも平常時のみです。
XM Tradingのスプレッドも多少は広くなりますが、スプレッドが何百Pipsも拡大して強制決済されることはありません。
固定スプレッドでも、思いっきりスプレッドが拡がる場合もある。
変動制スプレッド=取引に不利は間違いだね。
スプレッドが決まる仕組みは、海外FX業者と国内FX業者(実際にはDD業者とNDD業者)で根本的に異なります。
XMのスプレッドと時間帯の関係
変動スプレッド制では、相場の状況に合わせて頻繁にスプレッドが変動しています。
スプレッドが拡がりやすいときの状況は、以下のとおりです。
経済指標や要人発言の発表直後で、価格レートが急変動しているとき
早朝など取引量が少ないとき
スプレッドが狭くなるときのポイントも押さえておきましょう。
取引量が多く、世界中のトレーダーが市場に参加している時間帯
・早朝7:00~
取引量が最も少ない時間でスプレッドがかなり拡がりやすい時間帯。
週末にイベントがあると、かなりの幅になるため注意。
・午前8:00~
シドニーやニュージーランドのトレーダーたちなどが参入し、経済指標なども発表される。
スプレッドが徐々に狭くなり始める。
・午前9:00~
⇒東京市場が開き、オセアニア勢と合わさって取引量がさらに増える。
平均スプレッド近辺で推移する
・昼12:00~
取引量は落ち着くが、平均スプレッド近辺でおおむね推移。
・午後16:00前後~
ドイツなど、ヨーロッパ在住のトレーダーたちが徐々に参入してくる時間帯。
平均スプレッドを少し下回ることも・・・
・午後17:00前後~
世界のFX取引量の40%を占めるロンドン市場が開場し、取引量が急増。
ほぼ平均スプレッドを下回って推移している。
・午後22:00~
ロンドン市場とNY市場が重なり、1日で最も取引量が大きく値動きが激しくなる。
スプレッドは1日の中で最も狭くなって推移している
・午前1:00~
ロンドン市場が閉場する。
徐々に取引量が減少し始める。
・午前3:00~
取引量が大幅に減少し、スプレッドが拡がり始める時間帯
・早朝5:00~
NY市場が閉じ、取引量が最も薄い。スプレッドは一日の中で最も拡がる。
日本時間の16:00前後から深夜1:00までが、スプレッドがお得になる時間帯です。とりわけ、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる22:00頃は取引量が多く、スプレッドが最も狭くなります。
時間帯によって、意外とスプレッドも変わる。
だから、オサム先生はニューヨーク時間がメインのトレード時間なんだね。
まぁ・・。仕事中にトレードはできないからね(笑)
いつか専業トレーダーになったら、東京市場時間もやってみたいけれど。
XMのボーナスを考えた実質スプレッド
ボーナスを活用するとスプレッドが狭くなる理由を解説していきたいと思います。
XMポイントを利用すれば、実質スプレッドは狭い
スタンダード口座は、XMロイヤリティプロフラム(以下 XMポイント)の対象です。
XMポイントは、取引量に応じて付与されて、一定の取引期間が経過するとステータスが上がる仕組みです。
それぞれのステータスに応じて、獲得できるXMポイントも比例して増えていきます。
ステータスごとの付与率を以下の表にまとめてみました。
ステータス | 口座開設からの取引日数※ | ポイント還元率 | 1Lotのドル換算※ |
エグゼクティブ (EXECUTIVE) | 口座開設日~29日 | 10XMP/ 1 Lot | 約3.3ドル (330円) |
ゴールド (GOLD) | 30日~59日 | 13XMP/ 1 Lot | 約4.3ドル (430円) |
ダイアモンド (DIAMOND) | 60日~99日 | 16XMP/ 1 Lot | 約5.3ドル (530円) |
エリート (ELITE) | 100日以上 | 20XMP/ 1 Lot | 約6.7ドル (670円) |
1 Lot = 10万通貨単位
取引日数とは、ポジションを保有している期間
解説しやすいように1ドル=100円で計算
XMポイント還元率
ボーナス($)=XMポイント÷3
| XMポイント | ボーナス($) | Pips換算※ |
エグゼクティブ (EXECUTIVE) | 10XMP | 約3.3ドル | 0.33Pips |
ゴールド (GOLD) | 13XMP | 約4.3ドル | 0.43Pips |
ダイアモンド (DIAMOND) | 16XMP | 約5.3ドル | 0.53Pips |
エリート (ELITE) | 20XMP | 約6.7ドル | 0.67Pips |
XMランクがエリートクラスになると、0.67Pips分のボーナスが付与される。
ボーナスの全てを証拠金にした場合の計算値だけど。
でも、ランクダウンしてしまうこともあるんだよね。
ランクダウンの条件をまとめてみるよ。
XMポイントのランクダウン条件
ステータス | ランクダウン条件 | 結果 |
ゴールド (GOLD) | 30日間トレードがない場合 | ・全てのXMポイントがリセットされる ・ステータスがエグゼクティブクラスになる。 |
ダイアモンド (DIAMOND) | 60日間トレードがない場合 | |
エリート (ELITE) | 100日間トレードがない場合 |
1日に何回も取引をするデイトレーダーなどは、早くランクアップできるとお得ですね。取引日数はポジションを保有した日の累計です。
毎日エントリーチャンスがないこともありますし、平日だけで取引日数が100日というと、予想以上に長期間です。
そこで、最小取引単位が10通貨のマイクロ口座を利用します。
マイクロ口座で10通貨だけを3ヶ月連続して持っていれば、最短でエリートにランクアップが可能です。
単位は1000通貨の1/100ですから、損益幅を考える必要はありません。
価格の大変動があっても影響は小さいでしょう。
できるだけ損益幅が限定されているドル円やオセアニア通貨などを保有するのがおすすめです。
XMのスタンダード口座とスプレッド重視の海外FX業者を比較してみた
海外FXの中にも、スプレッドの狭さや約定力など取引環境に力を入れている業者があります。
代表的な海外FX業者が、Hot Forex(ホットフォレックス)、Titan FX(タイタンFX)、Axiory(アキシオリー)です。
スタンダード口座(実質スプレッド)VSスプレッド重視の海外FX業者
| XM スタンダード口座 | Hot Forex プレミアム口座 | TitanFX スタンダード口座 | Axiory スタンダード口座 |
ドル円 (USD/JPY) | 0.93Pips~1.27Pips (1.6Pips) | 1.7Pips | 1.33Pips |
1.3Pips
|
ユーロドル (EUR/USD) | 0.93Pips~1.27Pips (1.6Pips) | 1.2Pips |
1.2Pips
|
1.3Pips
|
ユーロ円 (EUR/JPY) | 1.83Pips~2.17Pips (2.5Pips) | 1.7Pips |
1.74Pips
|
1.5Pips
|
ポンドドル (GBP/USD) | 1.73Pips~2.07Pips (2.4Pips) | 1.8Pips |
1.57Pips
|
1.5Pips
|
ポンド円 (GBP/JPY) | 3.23Pips~3.57Pips (3.9Pips) | 3.0Pips |
2.45Pips
|
1.9Pips
|
豪ドル米ドル (AUD/USD) | 1.23Pips~1.57Pips (1.9Pips) | 1.5Pips |
1.52Pips
|
1.6Pips
|
豪ドル円 (AUD/JPY) | 2.63Pips~2.97Pips (3.3Pips) | 2.3Pips |
2.12Pips
|
1.5Pips
|
米ドルカナダドル (USD/CAD) | 1.73Pips~2.07Pips (2.4Pips) | 1.9Pips | 1.55Pips |
1.8Pips
|
カナダ円 (CAD/JPY) | 2.73Pips~3.07Pips (3.4Pips) | 2.3Pips |
2.1Pips
|
2.0Pips
|
NZドル米ドル (NZD/USD) | 2.23Pips~2.57Pips (2.9Pips) | 1.9Pips |
1.86Pips
|
1.6Pips
|
NZドル円(NZD/JPY) | 2.53Pips~2.87Pips (3.2Pips) | 2.0Pips |
2.62Pips
|
2.0Pips
|
米ドルスイスフラン (USD/CHF) | 1.63Pips~1.97Pips (2.3Pips) | 1.9Pips |
1.6Pips
|
1.92Pips
|
スイスフラン円 (CHF/JPY) | 2.63Pips~2.97Pips (3.3Pips) | 2.9Pips |
1.8Pips
|
2.31Pips
|
XM上段・・実質スプレッド
(最低スプレッド値・・エリートクラス 最高スプレッド値・・エグゼクティブクラス)
XM下段・・公表平均スプレッド
人気通貨ドル円の実質スプレッドは、他の海外FX業者よりも狭いですね。
XMの実質スプレッドはTitan FXやAxioryといい勝負をしています。
XMのスタンダード口座と国内FX業者のスプレッドを比較してみた
| XM スタンダード口座 | GMOクリック証券 (FX取引高世界1位) | ヒロセ通商 (裁量トレードで人気) | FXブロードネット (自動売買で人気) |
ドル円 (USD/JPY) | 0.93Pips~1.27Pips (1.6Pips) | 0.2Pips | 0.3Pips | 0.2Pips |
ユーロドル (EUR/USD) | 0.93Pips~1.27Pips (1.6Pips) | 0.4Pips | 0.4Pips | 0.3Pips |
ユーロ円 (EUR/JPY) | 1.83Pips~2.17Pips (2.5Pips) | 0.5Pips | 0.5Pips | 0.5Pips |
ポンドドル (GBP/USD) | 1.73Pips~2.07Pips (2.4Pips) | 1.0Pips | 0.8Pips | 2.6Pips |
ポンド円 (GBP/JPY) | 3.23Pips~3.57Pips (3.9Pips) | 1.0Pips | 1.0Pips | 1.0Pips |
豪ドル米ドル (AUD/USD) | 1.23Pips~1.57Pips (1.9Pips) | 0.9Pips | 0.8Pips | 1.9Pips |
豪ドル円 (AUD/JPY) | 2.63Pips~2.97Pips (3.3Pips) | 0.7Pips | 0.7Pips | 0.6Pips |
米ドルカナダドル (USD/CAD) | 1.73Pips~2.07Pips (2.4Pips) | 取扱なし | 1.8Pips |
3.9Pips
|
カナダ円 (CAD/JPY) | 2.73Pips~3.07Pips (3.4Pips) | 1.7Pips | 1.7Pips | 4.8Pips |
NZドル米ドル (NZD/USD) | 2.23Pips~2.57Pips (2.9Pips) | 1.6Pips | 1.6Pips | 2.7Pips |
NZドル円(NZD/JPY) | 2.53Pips~2.87Pips (3.2Pips) | 1.2Pips | 1.0Pips | 1.3Pips |
米ドルスイスフラン (USD/CHF) | 1.63Pips~1.97Pips (2.3Pips) | 1.6Pips | 3.0Pips | 2.8Pips |
スイスフラン円 (CHF/JPY) | 2.63Pips~2.97Pips (3.3Pips) | 1.8Pips | 3~4.6Pips | 3.8Pips |
日本でとりわけ注文量が多いドル円やユーロドル、クロス円通貨ペアのスプレッドは国内FX業者の方が狭いですね。一方で、ドルストレート通貨(ポンドドルやカナダドル、スイスフランペア)などを比較すると、大差はありません。
実質スプレッドで見ると、XM Tradingの方が狭い通貨ペアもあります。
国内FX業者の場合、日本で取引量が少ない通貨ほどスプレッドが拡がる傾向にあるようです。
ドル円やユーロドルなどスプレッドだけを見れば、国内FX業者の方がお得に感じますね。
でも、スプレッドだけでなく、その他の要素も総合的に判断するのがコツです。
例えば、レバレッジ。
国内FX業者は最大25倍に制限されていますが、XMは最大レバレッジ888倍です。
資金量が限られている個人トレーダーにとって、レバレッジは資金量の豊富な投資家と対等に勝負するための“武器”となります。
ドル円の場合、10万円の資金で、XMでは最大80万通貨のポジションを保有できます。
一方、国内FXではわずか2万通貨です。
資金効率でいえば、圧倒的にXMに軍配が上がります。
ハイレバレッジ、ボーナス、ゼロカットなどの魅力があることを考えると、海外FXの方が断然お得です。
XMの実質スプレッドは狭い
ここまで、XMのスプレッドについて調べてきました。
XMの実質スプレッドは、狭くなる場合もある。
通貨ペアによっては、他社FX業者に負けないレベル。
だけど、スプレッドを重視するトレーダーなら、別業者がおすすめ。
国内FXと比較すると・・。
入金額以上のリスクがないXMの方がおすすめ。
国内の方が安全な時代は終わりを告げた・・。
この記事のポイントをまとめてみるよ。
・XMにはゼロカットシステムがある
・XMのボーナスを考慮すると、実質スプレッドが狭くなる
・XMのハイレバレッジ888倍は相場で闘う“最高の武器”。
今日の講義はここまでです。
スプレッドが広いXMでも利用する価値は大きいのです。
いい結論だね。XMだけでなくて、トレードスタイルによって、海外FX業者を分けると良いよ。次回の講義もお楽しみに。
オサム先生、ありがとうございました。
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